「 臨床検査科」

 
 

山元記念病院の臨床検査室は臨床検査技師7名と受付助手1名で業務をしています。
臨床検査は患者さんから採取した血液や尿、便、細胞などを調べる「検体検査業務」と心電図や脳波など患者さんを直接調べる「生理機能検査業務」の二つに大きく分けられます。
 
血液・尿・便・喀痰・腹水など患者様の体から採取されたものはほぼ全て検査の対象になります。一部検査センターなどに外注するものもありますが、院内で実施している主だったものを紹介します。

【検体検査業務】

◇血液検査
 採血をし、さまざまな異常を調べます。
 貧血、肝臓や腎臓の異常、高脂血症、糖尿病などの病気がわかります。
◇尿検査
 尿蛋白、尿潜血、尿糖が分かります。これらは通常尿に出てくることはありません。
 なんらかの問題があったときに尿から検出されることになります。
◇便検査  
 腸からの出血がないか見ています。
◇輸血検査 
 採血をし、ヘモグロビンが低いと赤血球輸血を行うことがありますが、
 患者さんの血液と輸血に使う血液が適合するかを検査します。

【生理機能検査業務】

◇心電図検査    
 健診でもおなじみ、心臓の検査です。
◇超音波検査(エコー検査)  
 腹部・心臓・甲状腺・乳腺など色々な所にプローブをあてて、検査をします。
 痛くないので安心です。
◇肺機能検査    
 いわゆる肺活量です。大きく深呼吸をしてもらって、息を吸う力、吐き出す力などから
 肺年齢がわかります。
◇ABI検査
 手足の血圧を測定し、血管年齢を割り出します。
 臨床検査は日々進歩を遂げ、最新の技術と質の高い検査が求められています。臨床検査室
 では患者様の診断や治療に貢献できるよう、迅速に正確なデータを提供していきたいと思
 います。