「栄養科」

 
 

 
栄養科や管理栄養士、栄養士と聞くと、『献立をたてて、ご飯を作る』というイメージをもたれるのではないかと思います。病院管理栄養士の業務は大きく分けて栄養管理と給食業務に分けることができ、当院に在籍する4名の管理栄養士は日々栄養管理業務を行っています。

管理栄養業務

入院患者様の栄養管理や栄養指導、外来患者様の栄養指導や特定保健指導などを行っております。
 
栄養管理
臨床業務(栄養管理)は入院患者様の病気や怪我の状態に応じて必要と推測されるエネルギーを計算、十分な栄養が提供できているかなどを確認しています。
少しでも必要なエネルギーが摂れるように工夫を行っています。管理栄養士のみの目線だけではなく、看護師、介護士、リハビリスタッフなど他職種との情報共有も大切で、連携が取れるよう心がけています。
 
栄養指導
医師の指示の下、30分程のお時間を頂き、食生活などの工夫で少しでも疾病予防や悪化防止につながるようお話しをしています。
食生活について気になることがありましたら、主治医へご相談ください。
 

給食業務

当院の給食業務は委託業者へ全面委託し、病院1階厨房にて毎日食事を作っています。適温での提供ができるように、温冷配膳車を導入し温かいものは温かい状態で、冷たいものは冷たい状態で提供できるようにしています。
飲み込みの状態が悪い方などに対し「ソフト食」を提供しています。食材をミキサーにかけて、ゲル化剤で固めた食事です。軟らかいプリンの様な形態で、見た目を常食に少しでも近づけることができるよう工夫して調理、加工しています。
 
《食事の種類》

一般食
(特に制限がない食事)
常食、軟菜食、5分菜食、介護食、3分菜食、嚥下訓練食、減塩食 
 治療食
(疾病に応じた制限のある食事)
 心臓食、糖尿病食、肝臓病食、潰瘍食、腎臓病食、
脂質異常症食、貧血食、痛風食、膵臓病食、検査食